第11次友好訪問のご報告

2015/04/03 イベント
 南砺市福紹会が一般公募した、第11次友好訪問団(団員10人、男8人女2人平均年齢72.2歳)は、3月24日から28日まで、中国・紹興市を訪問しました。今回のメインは、浙江越秀外国語学院、紹興市職業教育センター、紹興市老年大学の3か所の友好訪問です。
 紹興市へ入って2日目の25日、紹興市外事弁公室を表敬訪問の後、外国語学院を訪問し、正門で10人余りの学生の出迎えを受けました。学校の説明によると、1981年創設、現在、生徒は15600人、教師は600人を擁し、英語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語などを教えているそうです。日本の大学へ留学生も出しているそうです。学院長の歓迎の挨拶の後、団員たちは日本語科の学生たちと1対1で日本語で日常生活などについて話し合いました。日本コーナーと呼ばれる日本風建物の中で”かるた”作りの授業をしており、日本語で語彙のヒントを出すなどして交流しました。出迎えてくれた学生たちと広いキャンパスを散策したあと、教師用の食堂で夕食を共にしました。団員たちは、食券を受け取ってから配膳台へトレーを持参して、おかずを注文し、学生と一緒に会話をしながら食事をしました。おかずは野菜4種類と肉4種類があり、2種類ずつを小皿に受け取ります。これに、ご飯とスープ、リンゴが1個ついてきました。量が多くて困りました。
 26日は職業教育センターに行きました。調理科のほか、旅行・工学・電気・商業簿記などの科目があります。技術を身に着けて就職に備えるところです。調理科の教室へ案内されました。ステンレスの大きな調理台で、白いコック服にコック帽を身に着けた40人ほどの生徒が先生の指導で料理を作っていました。一方でニンジンを使って鶏の彫刻をしている生徒もいました。先生と生徒は私たちのために、エビや山芋を使った料理を作って試食させてくれました。ほかに,お菓子作りの授業、餃子風の団子作りの教室も案内されました。お昼は、教師の食堂で学校全体の教師たちと一緒に食事をしました。先日の学院と同じやり方でした。
 27日は老年大学に行きました。女50歳、男55歳以上が入学できます。書画や音楽、パソコンなど、退職した人たちに趣味を持たせようとしています。高齢者の「生涯学習センター」のようなところです。書画の教室へ案内され、10名ほどの受講生の歓迎を受けました。ここでは、絵手紙をみんなで作ることにしました。「下手な絵がいいんだ」と説明されましたが、生徒といっても筆使いはプロ並みで、絵画教室そのものでした。作品を頂きましたそのまま額に入れたくなるような絵や書ばかりでした。
 観光では、周恩来祖居、魯迅古里を見学し、東湖(石を切り出した後にできた湖)では紹興市に古くからある烏篷船などを楽しみました。紹興酒もたくさん味わえました。
 今後若い世代が友好交流をさらに深く継続してくれることを願っています。南砺市は紹興市と友好都市の提携(1983)をしています。合併前の福光町から継続しており、おととし紹興市から訪問団を受け入れ、30周年の記念式を南砺市で行いました。福紹会は1991年(H3)から2年ごとに友好訪問団を結成して、今回が11次になります。訪問だけでなく紹興市からも受け入れる、20年余りの交流になります。




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