経緯・略歴
利賀村では昔から、冬になるとお世話になった人を招いて「そば会」なるものが行われていた。その後「そば会」は村の活性化イベントとして「利賀そば祭り」に発展していった。昭和63年（1988年）に村政100周年記念事業として、そば食文化を紹介するミュージアム施設「そばの郷」構想が計画され、世界のそば文化を探るため、当時そば博士と言われていた信州大学氏原暉男教授の仲立によりそばの原産地の一つ、ツクチエ村に 昭和64年（1989年)1月3日宮崎道正村長他18名の友好交流調査団を派遣したのが友好交流のきっかけとなった。
平成元年1月11日11時11分、ムスタン県知事立会と多くの村民が見守る中、両村の村長が絹の布に手形を押してサインする現地の儀式によって友好調印式が行われた。以来、平成2年瞑想の郷建設、平成4年世界そば博覧会開催、平成8年利賀・ツクチエ村おこし交流展inネパールの開催、同年劇場映画「ミテリ・ガウン」の製作、平成10年からはツクチエ村石積技術者を招聘しての利賀川砂防事業着手等交流は多種多様に展開されてきた。現在は市民レベルでの交流が行われている。